2025-10-16
[NDT] タイにおける産業用X線検査装置の輸入ライセンス
タイにX線検査装置を輸入する企業は、タイ原子力平和利用事務局(OAP)が発行する輸入ライセンスを取得する必要があります。手続きの詳細は、OAPの公式ウェブサイトでご確認いただけます。
本記事では、以下に概説するように知っておくべき重要な詳細情報をまとめています。
申請について
申請先
タイ原子力平和利用事務局(OAP)
住所: 16 Vibhavadi Rangsit Road, Lat Yao, Chatuchak, Bangkok 10900 Building 4 (New Kor Chor Building), 2nd Floor, Room 217
電話番号: 02-596-7600 内線 4213
申請方法と手続き
放射線発生装置の輸入許可申請は、OAPのワンストップサービスセンターにて直接提出する必要があります。オンラインでの申請受付は2023年8月以降停止されています。
必要書類
- 放射線発生装置の輸入許可申請書(OAPのウェブサイトからダウンロード可能)https://www.oap.go.th/wp-content/uploads/2024/10/
- 会社登記簿謄本のコピー
- 委任状(代理人が手続きを行う場合)
- 権限受任者(該当する場合)および会社代表者のIDカードのコピー
- 装置の安全認証および技術仕様書
すべての書類は事務局に直接提出する必要があります。
所要期間
申請後の処理期間は書類提出日から45日以内です。
ライセンス料金
| 放射線発生装置 | ライセンス料(バーツ) |
|---|---|
| タイプ1 放射線発生装置 | 1通あたり2,000バーツ |
| タイプ2 放射線発生装置 | 1通あたり1,000バーツ |
| タイプ3 放射線発生装置 | 1通あたり500バーツ |
放射線発生装置の分類
| 放射線発生装置の種類 | 放射線発生装置の分類例 |
|---|---|
| タイプ1(非常に危険) |
|
| タイプ2(危険) |
|
| タイプ3(危険性が低い) |
|
上記の分類についての説明
OAPへの電話質問を実施
- 放射線発生装置のカテゴリータイプについては、OAP担当者が書類を受領した際に再評価します。
- 病院向けのX線や工業向けのX線で部分的にキャビネットで覆われているX線透視撮影装置はタイプ2に属しますが、Comet Yxlon社の密閉型キャビネット付きX線透視検査装置(RT)はタイプ3に属します。
- 病院のCTスキャントンネルのように、部分的にキャビネット内で覆われている分析用のコンピュータ断層撮影(CT)検査装置はタイプ2に属しますが、主に工場で使用されるComet Yxlon社の密閉型キャビネット付きCTのような主に工場で使用されるCT検査装置はタイプ3に属します。
上記についてご説明いただいたOAPスタッフの方に感謝いたします。
詳細情報:
ライセンス申請フォームのダウンロード、または放射線発生装置の使用については、こちらのリンク先から確認できます:タイ原子力平和利用事務局。
関連情報:
